--蕎麦屋めぐり-- 有馬の工房 『有馬ごんそば』 本わさびと塩でいただく十割そば
関西の奥座敷と言われる『有馬温泉』で美味しい蕎麦を食べてきました。
有馬の工房とは
一言では説明しづらい施設なのですが、有馬温泉街のほぼ中央、温泉寺の隣にある建物です。
建物は神戸市が保有していて有馬温泉旅館協同組合が管理している『宿泊所』と『有料休憩所』と『会議室』と『ギャラリー』と『催し会場』が入居しているとでも言えばいいのでしょうか。
おぉ!こう書くとなんか都会の複合商業施設っぽいですね。
2階の『休憩所』兼『会議室』は、1時間¥700円から利用できます。
有馬温泉は坂道が多いですから休憩するのもありといえばありかもしれませんけど、需要あるんでしょうかね。
3階『小宿とうじ』は金銀の湯に入り放題
この『有馬の工房』の特徴の一つに、3階に宿泊できることがあります。
定員2名(和室にベッド2台)の部屋が8部屋。
滞在中は何のサービスもありません。
朝食も夕食も出ません。食事がありませんので温泉街の飲食店を利用することになります。
ただ泊まるだけの素泊まりプランです。
でも滞在中は、なんと、金の湯・銀の湯に入り放題なんです。
経営母体が金の湯・銀の湯と同じだからできるサービスかもしれません。
まさに『とうじ(湯治)』のためですね。
宿泊の予約はこちらの観光総合案内所(HPからも可)ですが、宿泊特化だけあって有馬温泉のホテルや旅館の中では群を抜いて格安です。
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1階はギャラリーや展示場
1階には『温泉ギャラリー』があって、有馬温泉の観光名所などを紹介してありますけど、観光名所や歴史の説明などはたいていのガイドブックやマップに記載してありますので、あえてここで見る必要はないかと思います。
『有馬の工房』に来て観光名所を探すためにガイドブックで『有馬の工房』を探す必要を感じないのですよ・・・。
同じ階、奥の多目的ホールですが、現在は催しものはなく、常設展示と思われる『有馬人形筆』と『有馬籠(かご)』の説明がありました。
工芸品の説明はここでしか見られないと思います。
そして『全寿庵 有馬ごんそば』
温泉ギャラリーと多目的ホールに挟まれる形で、『有馬ごんそば』さんがあります。
岩手産の韃靼そば粉と信州そば粉を使用した十割そば。
「たたらそば」をいただいてきました。
直前に別のお店でうどんを食べていたのでここでは半盛りを注文したのですが、半分でも1杯分に近い量がありました。
薬味の皿を見ていただきたいのですが、
左上のわさび。すりおろしたばかりの日本わさびでした。
こういったお蕎麦屋さんで粉わさびやチューブのわさびはよくありますが、本わさびなんて高級和食でもなければ滅多に見ませんよ。
そして右下の白い粒。赤穂の塩です。
お蕎麦に塩って初めてでしたけど、塩を少し付けて食べてみると、確かに甘い!
新しい発見でした。
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コシは強く、蕎麦湯は濃い
お蕎麦自体は、麺のコシがとても強い。
とても美味しく、しっかりとした歯ごたえでした。
蕎麦湯も、ちょうど蕎麦を食べ終わった頃を見計らってタイミングよく持ってきてもらえました。
お湯注しの中にたっぷり入った蕎麦湯が、とても熱くて濃い。
蕎麦湯を注ぎ入れる出汁も濃いので、飲み干した後にはお茶を一杯キュッと締めるのがいいかもしれません。
ごちそうさまでした。
これまで、こんな感じでお蕎麦屋さんに行きました。